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子供用日焼け止めの選び方と安心して使える日焼け止め5選



子供用日焼け止めの選び方と安心して使える日焼け止め5選

キャンプに行くと長時間を野外で過ごします。子供も外を走り回っていつも以上に紫外線を浴びてしまうことになります。
帽子を被らせてはいても、塗り直しが面倒だったり、ベトベトするのを子供が嫌がったりで日焼け止めを塗っていないことも多いようです。中には、子供は日に焼けているほうが健康的という考え方で、子供の日焼け対策を行っていない親御さんもおられるようです。

紫外線を浴びることで骨の形成や代謝を助けたり殺菌効果などのメリットもありますが、その量は1日10分程度ハガキ程度の面積に浴びるだけで充分と言われています。
幼少期から紫外線を浴びすぎると、皮膚細胞の遺伝子が損傷し、大人になってからのシミやシワなど皮膚の老化原因になるだけではなく、皮膚病や皮膚がんなど健康トラブルの原因になる可能性もあります。
1日中外で過ごすキャンプでは、しっかりと子供も忘れずに日焼け対策を行いましょう。

子供の肌は大人に比べとてもデリケートです。効果の強さだけを考えて刺激の強い日焼け止めを塗るとかぶれたりする場合もあり、子供には子供に合った日焼け止めを選ぶ必要があります。
今回は、子供用日焼け止めの選び方と、それを踏まえて子供でも安心して使えるおすすめの日焼け止めをご紹介します。

子供用日焼け止めの選び方

子供の肌はとてもデリケートです。子供の皮膚は大人に比べて薄く外からの刺激を受けやすい状態です。
また日焼け止め含め外用剤なども浸透しやすく、大人以上に効果が強く出てしまいます。
そのため効果が高く長時間持続するものをといった大人と同じ基準で選ぶと、赤く炎症してしまったりかぶれたりする場合もあります。

子供用日焼け止めの選び方の3つのポイント

SPF・PAが適切な範囲の日焼け止め
ベタベタせず、石鹸で洗い落とせるもの
肌への刺激が少ないノンケミカルタイプ

SPF・PAが適切な範囲の日焼け止め

日焼け止めの効果を示すSPF・PAは、効果に比例して肌への負担を高めてしまいます。
繰り返しになってしまいますが、子供の肌はデリケートですので、SPF・PAもあまり強くない適切な範囲のものを選ぶと良いでしょう。

個人差はありますが、以下のSPF・PAを基準に選んでみてください。
SPF20~SPF30 PA++~PA+++

一般的な子供用日焼け止めもこの範囲のものが多いようですが、中にはもっとSPF・PA値の高いものも販売されています。値の高いタイプを使う場合はよく肌の状態を見ながら使用することをおすすめします。

SPF・PAとは

・SPF(Sun Protection Factor)
肌が赤く焼ける原因になる紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標として使われ、10~50+の範囲で表記されます。
指標の見方は、一般的な人の日焼けが始まる時間を15分として、その何倍の時間日焼けを遅らせることができるかを示し、例えばSPF30の日焼け止めの場合、15分×30=450分(=7時間半)日焼けを防ぐ効果が期待できるという目安になります。

・PA(Protection Grade of UVA)
肌が黒く焼ける紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果の程度を表す指標として使われ、PA+からPA++++の4段階で表記されます。+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が期待できます。

ベタベタせず、石鹸で洗い落とせるもの

ベタベタすると子供が嫌がり、日焼け止めを用意しても結局ほとんど使わなかったということにもなりかねません。日焼け止めを塗っても無意識にこすり落としてしまい、きちんと紫外線対策ができていない場合もあります。

子供はたくさん汗をかきますし、特にキャンプ場で動き回るとさらに汗びっしょりで日焼け止めが落ちやすくなってしまいます。
大人であればウォータープルーフ加工の日焼け止めを選ぶところですが、ウォータープルーフ加工されたものは石鹸だけではなかなか落ちてくれず、しっかりクレンジングする必要があります。
クレンジング剤は子供の肌には刺激が強く、また、子供の皮脂の分泌量は大人に比べはるかに少ないため、洗ったあとの乾燥の原因にもなってしまいます。

そこで選びたいのが、「汗で落ちにくい」のに「石鹸で簡単に落としやすい」タイプの日焼け止めです。
汗で落ちにくく、石鹸で簡単に落としやすい、と一見矛盾していそうですが、これは酸性(汗)とアルカリ性(石鹸)の水溶性の違いを利用したもので、うまく効果を両立した日焼け止めが販売されています。

肌への刺激が少ないノンケミカルタイプ

日焼け止めの成分には「紫外線吸収剤」と、「紫外線散乱剤」の2種類があり、子供には刺激が比較的少ない「紫外線散乱剤」だけを使用したノンケミカルタイプを選びましょう。

また、「紫外線散乱剤」であっても、成分によっては肌に負担を与えるものがあります。
石油系界面活性剤やエタノール(アルコール)、防腐剤、人工香料、人工着色料などが該当しますが、市販されている限り、これらを全てゼロにするのは難しく、極力配合量の少ないものを選ぶと良いでしょう。

紫外線吸収剤・紫外線散乱剤とは

・紫外線吸収剤
紫外線を「吸収」して化学反応をすることで、人体に影響の少ない熱や赤外線などのエネルギーに変えて放出し、肌への影響を下げる効果を生みます。着け心地は良いのですが化学反応により肌への負担は大きいと言われています。

・紫外線散乱剤
紫外線を「反射・散乱」させて、肌への紫外線の影響が及ぶのを防ぐ効果を生みます。白浮きしやすくなりますが、化学変化で紫外線を処理しないので構造が壊れにくく日焼け止めの効果が長持ちします。また肌への負担は少なめです。

子供も安心して使えるおすすめの日焼け止め

ユースキンS UVミルク

スキンケア製品を販売するユースキン製薬から販売される子供用日焼け止め。SPF25・PA++で、子供さんだけでなく敏感肌の人でも使いやすいです。かわいいパッケージも人気が高いです。
* 普段使用している石けんや洗浄料で簡単に落とせる
* 無香料・無着色・弱酸性
* アルコールフリー
* 紫外線吸収剤無配合

ママバター UVケアミルク

ナチュラルスキンケアブランドのママバターから販売される子供用日焼け止め。のびがよくベタつかないので子供さんも嫌がらずに塗ることができます。天然保湿成分配合。
* のびがよくベタつかない乳液タイプ
* 普段使用している石けんや洗浄料で簡単に落とせる
* 無香料・無着色
* アルコールフリー
* 紫外線吸収剤無配合

ママバター UVケアミルク アロマイン

こちらも同じく、ナチュラルスキンケアブランドのママバターから販売される子供用日焼け止め。虫が嫌がるアロマが配合されており、日焼け止めと併せ、キャンプでの虫よけにも役立ちます。
* のびがよくベタつかない乳液タイプ
* 虫が嫌がるエッセンシャルオイルをブレンド
* 普段使用している石けんや洗浄料で簡単に落とせる
* 無香料・無着色
* 紫外線吸収剤無配合

和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 毎日のお散歩用

粉ミルク・ベビーフードの「和光堂」から販売されている子供用日焼け止め。リーズナブルな価格ながら品質に優れる商品です。硬すぎず塗りやすいクリームタイプなので子供さんも嫌がらずに塗りやすいです。
* のびがよくベタつかないクリームタイプ
* 石けんで落とせて、白くなりにくい
* 無香料・無着色
* アルコールフリー
* 保湿成分セラミド配合
* 紫外線吸収剤無配合

和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用

こちらも同じく、粉ミルク・ベビーフードの「和光堂」から販売されている子供用日焼け止め。SPF35・PA+++とやや強度が高いですが、汗をかきやすい夏場のキャンプや川辺・海での水遊びを伴うキャンプなどにぴったりです。
* 水や汗に強い水遊びに適したタイプ
* 石けんで落とせて、白くなりにくい
* 無香料・無着色
* アルコールフリー
* 保湿成分セラミド配合
* 紫外線吸収剤無配合

キャンプママにはコレがおすすめ

子供の日焼け止めをご紹介しましたが、キャンプママにおすすめの日焼け止めをご紹介します。
紫外線の多い夏場、キャンプ場で長時間紫外線を浴びることが多く、いつも以上にしっかりと紫外線対策が必要。
それなのに、汗で日焼け止めが落ちやすく、虫よけも塗らないといけないし大変。

そんなキャンプママにおすすめなのが、今話題の『飲む日焼け止め』です。
日焼け止め成分「ニュートロックスサン」が配合されたサプリメントを飲むだけで紫外線対策ができます。
欧米やお隣韓国でも最近は「塗る日焼け止め」から「飲む日焼け止め」に人気が高まっているようです。

飲む日焼け止めには即効性がなく1ヶ月ほど前から継続して飲んでおく必要がありますが、塗り直しの必要もなく、飲んでおくだけなので、キャンプ場でも楽に紫外線対策ができます。何度も塗り直さないといけない日焼け止めのように肌に負担をかけることがないところもうれしいメリットです。
サプリメントはいくつか種類が販売されていますが、今回は、きちんと「ニュートロックスサン」が配合されており(販売されているサプリの中には配合されていないもあります)、口コミでも評判のよいものを選びました。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、子供用日焼け止めの選び方と子供でも安心して使えるおすすめの日焼け止めをご紹介しました。

日焼け止めは一度塗ったらそれでOKではなく、一定時間で効果が弱まってきますので、2~3時間ごとに塗りなおしてあげてください。
また、子供用の日焼け止めは刺激が少ないといっても塗りっぱなしで放置すると肌の負担になります。
塗った日の夜は念入りに石鹸で洗い流すなどの配慮が必要です。

きちんと紫外線ケアを行いながら、楽しいキャンプを!




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