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修羅の終わり
「修羅の終わり」
慟哭
「慟哭」

殺人症候群
殺人症候群
本体価格 : \952
ページ数 : 711p
発行年月 : 2005/06
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
警視庁内には、捜査課が表立って動けない事件を処理する特殊チームが存在した。そのリーダーである環敬吾は、部下の原田柾一郎、武藤隆、倉持真栄に、一見無関係と見える複数の殺人事件の繋がりを探るように命じる。「大切な人を殺した相手に復讐するのは悪か?」「この世の正義とは何か?」という大きなテーマと抜群のエンターテインメント性を融合させた怒涛のノンストップ1100枚。
<レビュー>
『症候群シリーズ』第三弾。 社会に変わり正義を行使する職業殺人者、その殺人者を追ういつもの特殊チームのメンバー、息子のために臓器を狙った殺人を犯す看護婦、彼女を追う刑事、と大きく4つの視点から構成されています。 「修羅の終わり」と同じように重層的に絡んだストーリーがクライマックスに向けて一つに収束していきます。 まさに三部作のラストを締めくくるにふさわしい内容になっています。 彼=彼とは騙されました。



神のふたつの貌
神のふたつの貌
本体価格 : \590
ページ数 : 439p
発行年月 : 2004/05
評価 : ★★★★
<あらすじ>
―神の声が聞きたい。牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?巧緻な仕掛けを駆使し、“神の沈黙”という壮大なテーマに挑んだ、21世紀の「罪と罰」。
<レビュー>
痛覚に障害を抱えた牧神が「神の愛」を問い続けるミステリ。 三部で構成され一部・二部で張られた伏線が三部で見事に纏まっていきます。 時間を交錯させた単純な叙述トリックの観があるが、作品自体は「幸せ」について大いに考えさせられる。



妖奇切断譜
妖奇切断譜
本体価格 : \667
ページ数 : 418p
発行年月 : 2003/04
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
戊辰戦争の傷跡癒えぬ東京で、美女ばかりを描いた錦絵が評判を呼んでいた。だが描かれた女がバラバラ死体で、それもなぜか稲荷で発見される事件が続発、町に恐怖が広がる。元公家の九条は捜査に乗り出すが、非道の犯行は止まらない。困惑した九条は病床の友人朱芳の頭脳に望みを託す。驚愕の結末が待つ傑作推理。
<レビュー>
九条・朱芳シリーズ第二弾。今回は美女が次々とバラバラ死体で発見される猟奇的事件に九条が巻き込まれます。 前回に続き今回も異常者の動機・理屈に悩まされます。



転生
転生
本体価格 : \648
ページ数 : 461p
発行年月 : 2003/02
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
自分に移植された心臓は、ドナーの記憶を持っているのか?移植手術を受けた大学生の和泉は、これまでとは違ってきた自分の趣味や嗜好に戸惑う。突然夢に現れた恵梨子という見知らぬ女性の存在も気にかかりながら心惹かれてゆく。やがて和泉は夢の記憶だけを頼りに、タブーであるドナーの家族との接触を図り、恐るべき近代医学の闇に直面する。
<レビュー>
心臓移植を受けた大学生が術後に趣味嗜好が大きく変化。 夢に出てくる女性がドナーではないかと興味を持ったことから医学の闇に近づいていきます。 読みすすめば進むほど謎が深まっていきます。同時に上質な恋愛ストーリーにも仕上がっており貫井作品には珍しく読後には爽やかな気持になります。 果たして人の心とは体のどこにあるのでしょうか?



プリズム
プリズム
本体価格 : \640
ページ数 : 295p
発行年月 : 2003/01
評価 : ★★★★
<あらすじ>
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが…『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。
<レビュー>
4章の話で構成されており、それぞれの章で関係者が探偵役となって被害者に対する思いや犯人の推理が語られます。



鬼流殺生祭
鬼流殺生祭
本体価格 : \695
ページ数 : 438p
発行年月 : 2002/06
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
維新の騒擾燻る帝都東京の武家屋敷で青年軍人が殺された。被害者の友人で公家の三男坊九条惟親は事件解決を依頼されるが、容疑者、動機、殺害方法、全て不明。調査が進むほどに謎は更なる謎を呼ぶ。困惑した九条は博学の変人朱芳慶尚に助言を求めるが…。卓抜な構成と精妙な描写で圧倒する傑作本格ミステリ。
<レビュー>
維新間もない明治の東京を舞台にして好奇心旺盛な公家の九条と病弱な天才の朱芳が事件に巻き込まれます。 ストーリーが進むほどに深まっていく謎。ただ犯人は何となく予想がついてしまうかも・・・。



誘拐症候群
誘拐症候群
本体価格 : \667
ページ数 : 386p
発行年月 : 2001/05
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チーム。そのメンバーのある者は私立探偵であり、托鉢僧であり、また肉体労働者である。今回の彼らの任務は、警察組織が解明し得なかった、自称・ジーニアスが企てた巧妙な誘拐事件。『症候群シリーズ』第二弾。再び現代の必殺仕置人が鮮やかに悪を葬る。
<レビュー>
『症候群シリーズ』第二弾。 関連のない二つの誘拐事件がどのようにクロスしていくのかストーリーに引き込まれていきます。 本作では托鉢僧の武藤が主役。環との間に芽生えた確執が三作目の伏線にもなっている。



迷宮遡行
迷宮遡行
本体価格 : \552
ページ数 : 380p
発行年月 : 2000/11
評価 : ★★★★
<あらすじ>
平凡な日常が裂ける―。突然、愛する妻・絢子が失踪した。置き手紙ひとつを残して。理由が分からない。失業中の迫水は、途切れそうな手がかりをたどり、妻の行方を追う。彼の前に立ちふさがる、暴力団組員。妻はどうして、姿を消したのか?いや、そもそも妻は何者だったのか?絡み合う糸が、闇の迷宮をかたちづくる。『烙印』をもとに書き下ろされた、本格ミステリーの最新傑作。
<レビュー>
デビュー第二作「烙印」を全面改稿した作品。 愛する妻が突然失踪。妻はどこに行ったのか?妻は何者なのか?続きが気になり一気に読み進みます。



天使の屍
天使の屍
本体価格 : \571
ページ数 : 295p
発行年月 : 2000/05
評価 : ★★★★
<あらすじ>
思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、気鋭による力作長編ミステリー。
<レビュー>
思慮深かった中学2年生の息子が飛び降り自殺、その後も次々と起こる少年たちの謎の自殺。 動機を探そうとする父親に立ちはだかる「子供の論理」、その壁の向こう側に隠された驚愕の真相が徐々に明らかにされます。



修羅の終わり
修羅の終わり
本体価格 : \1,095
ページ数 : 799p
発行年月 : 2000/01
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
「あなたは前世で私の恋人だったの」。謎の少女・小織の一言を手がかりに、失った記憶を探し始める。自分は一体何者だ?姉はなぜ死んだ?レイプを繰り返す警官・鷲尾、秘密結社“夜叉の爪”を追う公安刑事・久我、記憶喪失の〈僕〉が、錯綜しながら驚愕のクライマックスへと登りつめる、若き俊英の傑作本格ミステリー。
<レビュー>
3つのストーリーが同時に進行します。それぞれのストーリーも読み応えがありますが、3つのストーリーがどのように交叉していくのかも興味どころです。



慟哭
慟哭
本体価格 : \720
ページ数 : 418p
発行年月 : 1999/03
評価 : ★★★★★
<あらすじ>
連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心をよせる。こうした緊張下で事態は新しい方向へ!幼女殺人や怪しげな宗教の生態、現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。
<レビュー>
貫井徳郎デビュー作にして代表作。 幼女誘拐事件を捜査する警察の章と新興宗教にのめり込む男の章とが交叉してストーリーがすすめられ、最後には驚きの結果が待ち受けます。



失踪症候群
失踪症候群
本体価格 : \619
ページ数 : 349p
発行年月 : 1998/03
評価 : ★★★★
<あらすじ>
「若者たちの失踪の背後にあるものを探って欲しい」依頼に応えて、環敬吾はチームのメンバーに召集をかけた。私立探偵・原田柾一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。暴かれる謎、葬り去られる悪。ページを捲る手が止まらない『症候群』三部作第一弾!
<レビュー>
『症候群』三部作第一弾。登場人物が劇画的に紹介されこれからの事件への期待が高められている。 設定や謎は非常に面白いと思うが、解決はやや肩透かしを食らった気分。 二作以降の伏線にもなる作品でもあり、読んで損はしない内容。



 
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